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今日はキャビンとコックピットとの関係について説明しよう。
業務を円滑に行うためにもキャビンとコックピットの連携は必要だし、何よりも保安面で重要なことがある。
よくコックピットはキャビンより偉いとか言われるけど、実際のところはどうなんだろうか?

まずはこれを読んでほしい。航空法だ。

第七十三条  機長(機長に事故があるときは、機長に代わつてその職務を行なうべきものとされている者。以下同じ。)は、当該航空機に乗り組んでその職務を行う者を指揮監督する。

これを業界では『指揮監督権』と言うのだが、実は法律によってきっちりとその権威勾配が決められている。
上の『当該航空機に乗り組んでその職務を行う者』にはもちろん客室乗務員も入ると解釈できるので、機長はCAを指揮監督する立場にあるんだ。

さらにこれには『いつからいつまで』というのも決められている。これは航空会社別なので一概には言えないが、例えば『ブリーフィングのためにSHOW UPしてから最終便が終わって降機するまで』と、そんな感じで決まってる。

しかしこれを拡大解釈してしまうキャプテンやCAがいるんだけど、これは決して『CAはPILOTの言うことは何でも聞きなさいよ。』ということではない。

安全性を考えて機長が着席を指示したならばCAは着席しなければならないし、今日は揺れるからサービスは最小限にしてくれと言われればそれに従わないと航空法違反となる。

でも、お茶を持ってこいとか、些細なことでCAを怒鳴りつける機長がいたりもするが、これは間違っている。
こんなのはセクハラやパワハラ、名誉毀損にも相当することだ。

事実、操縦中に席を立つのが嫌だから飲み物を下さいというのは理解できるが、『次からは操縦室ドアを閉める前に自分でとっておいて下さいね。』とにっこり笑って言ってやればいい。

また旅客に対する責任の継承順位というものがあって、1番はキャプテン。キャプテンが気を失ったりするとそれが副操縦士に移り、副操縦士もだめになると先任客室乗務員が次に責任を持ち、あとは社歴順に責任が移っていく。

例をあげると、飛行機が墜落してコックピットが潰れてしまった時には、先任客室乗務員が乗客の脱出の指示から指揮をとることになる。

そのようなことは最初からキチンと決まっている世界だから、どうしても客室乗務員はコックピットに遠慮をしがちになる。

でもそれはそれでよくない。CRMという言葉を覚えているかな?わからない人はこちらを読んでほしい。
CRMを身につけろ

この場合はコックピットを含めたクルーコーディネーションの考え方なんだけど、例えばキャビンでなんか気になる音と振動が続いているけれど、不用意にそれをコックピットに連絡すると邪魔するな!と怒られそうで言えない。とか、そうなってしまうと防げたはずの事故を防げないことにもなってしまう。

だから法律的なことはしっかりと勉強して、それでいて毅然とした態度でコックピットと接することが必要だ。



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2012.09.15 Sat l 業界研究 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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