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今日はエアラインというビジネスにおいて最も大切なことを学んでもらおう。
どこの航空会社のホームページを見ても載ってることだと思うんだけど、まずは自分でそれが何か考えてみてほしい。エアラインで大切な三つの柱だ。


さて自分なりの答えが出せただろうか?先に言っておくが、間違っていても全く問題はない。むしろ、面接で自分なりの考えを持って、『◯◯の理由で私はこれが一番大切だと思います!』なんて言ってくれたら面接官も喜ぶんじゃないかな?

でもここでは教科書的な答えでも、航空業界の現状を踏まえて以下のことを知っておいてほしい。

エアラインで最も大切なことは、『安全性、定時性、快適性』だ。
安全性っていうのは字を読んで如く、事故を起こさないかどうか。定時性っていうのは飛行機が予定通りに到着してくれるかどうか、快適性っていうのはお客様が居心地良く飛行機に乗ってくれるかどうかだ。

安全性が大事であることは疑いないだろう。このWebサイトの冒頭でも言っているように、航空事故というものは悲惨なものだ。発生率は低くても、飛行機が墜落してしまうと多くの人の命が失われてしまう。そしてその遺族には想像もつかないような悲しみを与えてしまう。
飛行機そのものが存在し続けるためにも、絶対に事故は起こしてはいけない。
また何かあった時にも全員が無傷で生還できるように飛行機には数えきれないほどの工夫がされているし、君たちが知っての通り客室乗務員もその厳しい訓練を受けることになる。

じゃあ次は定時性について。
さっき簡単にその説明はしてみたけれど、じゃあなんで予定通りに飛行機が到着してくれるかどうかが大切なんだろう?先日就航したジェットスターが初日から欠航を出してしまったことを考えてみてほしい。

まあ一番手っ取り早い例えをすると、『君が明日の13時からANAの客室乗務員の面接があったとする。そんな時に12時半到着予定のLCCに乗って面接会場に向かいたいか?』ってことだな。
最も一般的なパターンでは、仕事のために飛行機を利用する場合、ビジネスパートナーと『じゃあ午後の3時から打ち合わせをしましょう。うちの大阪の本社に来て下さい。』なんてことが多々ある。自分が東京に住んでいるとして、午前は東京の会社で仕事をして、午後1時の便で羽田から伊丹に飛んで、その会議に出席するという予定が組めるわけだ。(羽田ー伊丹だと1時間弱で移動できる)
でももしその飛行機が30分でも遅れようもんなら、利用者としてはたまったもんじゃない。会議に間に合わなくなってしまうし、小さい会社だったらそれで得意先を失ってしまったら倒産に関わる。実際、私は昔空港のカウンタースタッフとして働いていたことがあるけど、仕事に間に合わないことが分かって泣き出してしまったお客様もいた。

だから、普通ビジネスで飛行機を利用するお客様は、(時間に遅れたくない場合)定時性に弱い航空会社は利用しない。
だからビジネス客を獲得するためにも、この定時性を守ることは非常に重要なファクターになる。

この点、LCCは弱くANAやJALなど大手航空会社は強い。なんでかわかるかな?ANAやJALのパイロットやCAが優秀だからだろうか?

実はそうではない。決して私はLCCを批判しているわけではないんだけど、彼らのビジネスモデルでは定時性を担保するのが非常に難しいものとなっている。

LCCでは少ない機材でその飛行機をフル稼働して利益を最大化しようとする。
だから、朝一の便が遅れたりすると、そのまま次の便も遅れて、またその次の便も遅れて…と遅れが連鎖していき、最悪の場合夜遅くの最終便が欠航となってしまうことになる。

でも大手のエアラインでは、機材がたくさんあるために、遅れが出ているところに別の機体を投入して、遅れの連鎖を断ち切ることができる。

だから大手航空会社は強いんだ。また裏話ってほどではないけれど、実はビジネス客ってのは航空会社にとって非常に美味しいお客さんである。

LCCの2倍以上の運賃で乗ってくれるし、定期的に飛行機を利用してくれる。おまけにFirst Classなんかに乗ってくれたら儲けが大きい。それが国際線では非常に顕著なものになる。(国際線のビジネス席の値段を調べてみてほしい)

だからANAやJALなどではマイレージサービスを行って、高頻度で乗ってくれるビジネス客にはラウンジ利用が無料になるなどの過大なサービスをしてまでも美味しいお客さんを囲い込むわけだ。

以上に述べたように、美味しいビジネス客を獲得するために定時性は重要となる。LCCにとってはここをクリアーできれば大手をひっくり返すこともできるだろう。

最後に快適性について。君たちの中ではこの快適性が一番大事だと思った方も多いんじゃないかと思うんだけど、エアラインという枠で見ると重要度は定時性に次ぐ。(そもそも定時性守れなきゃサービスしてあげるお客さんが乗ってくれないんだからね)

この快適性っていうのは一言で言ってしまうのは難しい。
客室乗務員のサービスも快適性に大きく関わるし、飛行機が揺れるかどうかだって快適かどうかに大きく関わる。(パイロットは高度を選ぶことによって揺れを最小化することがっできる)
また座席のピッチ(縦の広さ)が大きいかも重要であるし、映画などの機内エンターテインメントシステムも関係する。
最近ではジェットスタージャパンではCAが名札をファーストネームが書いているとか、エアアジアでは過激な化粧をするとか。

このように、この快適性という側面においてのみ航空会社はその色を出すことができる。
ここでユニークなサービスを確立して他社との差別化に成功すれば一定の旅客の獲得が約束されるだろう。

今回は長文になってしまったけど、この業界のビジネスを知るという上で非常に大切なことだ。しっかり頭に入れておいてほしい。そしてその上で自分なりの見解を持ってくれれば鬼に金棒だ。


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2012.07.07 Sat l CA養成講座 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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